シニア世代のAI接客、期待は年代で変化 電通調査

電通と電通ダイレクトは、50~79歳を対象に商品購入時の情報収集や判断、AIを使った接客への意識を調べました。AI接客に抵抗を感じない人は33.5%。期待するサービスには年代差があり、50代・60代では商品提案、70代では相談対応が多く挙がりました。

シニア世代のAI接客、期待は年代で変化 電通調査

AI接客への反応は「どちらともいえない」が最多

調査は電通シニアラボを主体として、全国の50~79歳を対象に実施。直近3か月に宅食やミールキット、健康食品、化粧品などを通販または店頭で購入した人が対象です。調査期間は2026年6月19日から22日までで、回答者は3,600人でした。買い物中にAIチャットボットやAIオペレーター、AIによるおすすめなどから接客・サポートを受けることについて、抵抗を感じない人は33.5%。抵抗がある人の31.1%を上回りました。一方、最も多かった答えは「どちらともいえない」で35.4%となり、受け止め方が定まっていない人も一定数いることがうかがえます。

年齢が上がるほど抵抗感のない人は少なくなる傾向

年代別にみると、AI接客に抵抗がないとした割合は50代が39.2%、60代が34.8%、70代が26.0%でした。50代と60代では抵抗がない人が抵抗を感じる人を上回りましたが、70代では逆の結果となっています。「どちらともいえない」とした人は、50代の33.6%から60代で35.4%、70代では37.4%へと上昇しました。性別による差もみられ、抵抗がないと答えた男性は38.0%だったのに対し、女性は29.3%。とくに70代女性では抵抗がある人が40.3%に達し、性別と年代を分けた比較で最も高い割合でした。

50代・60代は商品提案、70代は対話や相談を重視

AI接客に期待するサービスでは、利用者の好みなどに合わせた商品紹介が22.2%で最多となり、対話や相談、必要に応じた有人対応が19.8%で続きました。年代別では、商品紹介を挙げた人が50代で29.3%、60代で21.8%と、どちらの年代でも最も多い回答に。一方、70代では同項目は13.9%にとどまり、対話・相談・有人対応が24.5%でトップとなりました。調査では、AIに対するニーズがまだ定まっていない人や、AIへの不信にあたる回答を除いた1,351人から、これらの割合を算出しています。電通の調査担当者は、同じシニア・プレシニア層でも求める機能が異なるとして、年代ごとの期待に沿った接客の設計が必要との見方を示しました。

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編集者コメント

AIを使った接客に対する受け止め方だけでなく、年代ごとに期待する役割が異なる点が興味深い調査です。商品を提案する機能に加えて、相談や有人対応につなぐ選択肢も、利用者のニーズを考えるうえで重要になりそうです。

よくある質問

AI接客に抵抗がない人はどれくらいですか?

調査対象全体の33.5%が、買い物でAIから接客やサポートを受けることに抵抗がないと回答しました。「どちらともいえない」は35.4%でした。

70代がAI接客に期待するサービスは何ですか?

70代では、対話や相談、有人対応につながるサービスが24.5%で最多でした。好みに応じた商品紹介は13.9%でした。