マッチングアプリで通報を告げられたら?初動の注意点
マッチングアプリの相手から警察への通報や被害届を持ち出されても、その言葉だけで逮捕が決まるわけではありません。支払いや署名を急がず、まず相手の主張と記録を整理し、警察から連絡があれば弁護士への相談を検討しましょう。

相手の「通報する」は、どんな意味で受け止めればいい?
相手が警察に相談したり、被害届や告訴を提出したりすることは、相手自身が選べる手続きです。そのため、通報を思いとどまらせようと強く迫るより、何を問題にしているのかを確認し、自分の説明に必要な記録を確保することが先決です。一方、「払わなければ通報する」と金銭を求められた場合は、請求の内容や伝え方が法的な問題となる可能性があります。ただし、金額だけで違法とは決められないため、相手を恐喝だと断定して応酬するのは避け、専門家に状況を見てもらいましょう。
被害届を出すと言われたら、最初に何を確認する?
まず、相手がどの出来事を問題視し、どんな理由を示しているのかを、メッセージなどから拾い出します。話題が性的な行為、年齢、撮影画像、けが、金銭、別れた後の連絡などのどれに関わるかで、確かめるべき事実は異なります。メッセージや通話履歴、日時が分かる情報は、相手に不利な内容も含めて保存してください。アカウントを消したりブロックしたりすると、履歴を見られなくなる場合があります。
通報されたら、すぐ逮捕される?
警察への相談や届出があったとしても、それだけで相手の主張が事実と確定したり、直ちに逮捕されたりするわけではありません。状況によっては、警察から任意で話を聞きたいと連絡が来ることがありますが、連絡時期や手続きは一律ではありません。警察から連絡があった場合は放置せず、説明や書面への署名前に弁護士へ相談することを検討してください。記憶が曖昧なまま話した内容や、署名した供述調書は、後から訂正するのが簡単ではないとされています。
「お金を払えば通報しない」と言われたらどうする?
その場で振り込んだり、支払いを約束したり、謝罪文や念書に署名したりするのは控えましょう。支払った後に追加の要求が来ることがあり、当事者同士で交わした「通報しない」という約束も、捜査機関を拘束するものではありません。ただし、示談が成立した事実が後の処分判断で考慮される場合はあります。合意の意味や金額を自分だけで判断せず、記録を残してから法律の専門家に相談してください。
まとめ
・通報の言葉だけで、犯罪の成立や逮捕が決まるわけではない ・何の出来事が問題とされているかを整理し、記録を保存する ・支払い、署名、謝罪文の作成は急がない ・警察から連絡が来たら放置せず、話す前に弁護士への相談を検討する ・身の危険があれば110番、相談先に迷うときは警察相談専用電話#9110を利用する
編集者コメント
焦って要求に応じることも、相手の言葉を単なる脅しと決めつけることも、状況を整理する助けにはなりません。まず記録を残し、主張の中身と金銭要求の有無を分けて確認することが、次の行動を選ぶ土台になります。
よくある質問
マッチングアプリの相手に通報すると言われたら、すぐ逮捕されますか?
通報や被害届があっただけで、直ちに逮捕されるとは限りません。相手の主張が確定するわけでもないため、やり取りを保存し、警察から連絡が来た場合は弁護士への相談を検討してください。
「お金を払えば通報しない」と言われたら、支払うべきですか?
その場で支払いを決めたり、金額を約束したりするのは避け、メッセージなどの記録を残してください。請求の適法性は状況によって異なるため、自己判断で相手を断定せず専門家に相談しましょう。
相手が「もう被害届を出した」と言っています。確認できますか?
第三者が届出の有無を照会することは通常できないとされています。相手の発言だけで判断せず、必要な記録を保存して警察からの連絡に備えるのが現実的です。