教員の勤務実態2026年最新調査|残業・休憩の実情は?

教員の勤務実態に関する2026年の調査では、回答した現役教員の平均勤務時間は約11.05時間で、64.6%が休憩を「ほとんどとれない」と答えました。持ち帰り残業や休日勤務も高い割合で続いており、教員の働き方や学校現場の課題を知りたい人に向けて、調査結果と読み取り方を整理します。

教員の勤務実態2026年最新調査|残業・休憩の実情は?

2026年調査の対象と期間は?

調査を実施したのは、株式会社小学館が運営する教員向けWebメディア「みんなの教育技術」です。2026年5月23日から7月5日まで、全国47都道府県の教育関係者を対象にWebアンケートを行い、2,672人が回答しました。このうち、現役教員と確認された人は2,560人です。設問は任意回答のため、質問ごとに回答数が異なります。

教員の勤務時間と休憩時間はどのくらい?

勤務時間の平均は約11.05時間で、回答者の79.4%が1日10時間以上、24.3%が12時間を超えて勤務したと答えています。比較対象の2025年調査の平均は11.17時間で、今回も大きな変化は見られませんでした。休憩は64.6%が「ほとんどとれない」と回答し、「15分未満」も合わせると84.1%に達します。1日8時間以上勤務した教員のうち、60分以上の休憩を取れた人は0.2%でした。

持ち帰り残業や休日勤務はどれくらいある?

出勤前または退勤後に週3日以上持ち帰り仕事をすると答えた人は49.8%で、「ほとんど毎日」は34.6%でした。また、1か月のうち休日に仕事をする日がある人は86.4%です。自由記述では、平日に終わらなかった教材研究や学級事務、校務分掌の仕事を休日に進めるという声が寄せられています。時間外勤務の要因として最も多かったのは「1日の業務量がそもそも8時間以内にできる設定ではないため」で、86.3%が選びました。

残業削減だけで教員の負担は軽くなる?

調査では、勤務時間の長さとは別に「つらい」と感じる要因として、保護者からの理不尽なクレームや業務量の多さが挙がりました。残業時間を減らすことより情緒的疲労の軽減を望む人は60.6%です。一方、デジタルツールに期待することでは、65.3%が情緒的疲労の軽減より生産性の向上を選びました。現場が心の負担を感じていても、その対応策としてはまず業務の削減や効率化を求めている可能性が読み取れます。

まとめ

・調査期間は2026年5月23日〜7月5日、回答者は2,672人 ・平均勤務時間は約11.05時間で、79.4%が1日10時間以上勤務 ・休憩を「ほとんどとれない」人は64.6%、休日勤務がある人は86.4% ・業務量の見直しに加え、情緒的疲労への対応も課題として示された ・任意回答の調査のため、結果を見る際は設問ごとの回答数にも注意

編集者コメント

勤務時間の平均だけでなく、休憩の取りにくさや休日勤務、気持ちの負担を分けて見ると、教員の働き方の課題が一つの指標では捉えきれないことが分かります。調査結果を参照する際は、全国の全教員を対象にした統計ではなく、Webアンケートの回答である点も踏まえたいところです。

よくある質問

2026年の教員勤務実態調査はいつ実施されましたか?

調査期間は2026年5月23日から7月5日までです。「みんなの教育技術」でWebアンケートが実施されました。

教員の平均勤務時間はどのくらいですか?

今回の調査では、回答者の平均勤務時間は約11.05時間でした。79.4%が1日10時間以上勤務したと回答しています。

教員の勤務実態調査は何人が回答しましたか?

回答者は2,672人で、そのうち現役教員と確認された人は2,560人です。設問は任意回答のため、質問によって有効回答数は異なります。