Ahrefsブランドレーダー最新調査、AI検索引用順位の見方
日本のAI検索で引用されるドメインは、2026年9月版でWikipediaが総合1位となり、前回首位のYouTubeは5位に後退しました。自社や業界の情報がどのAIに参照されているかを確認したい人に向け、順位の変化と調査の見方を整理します。

AI検索の引用ランキングはどう変わった?
調査は日本を対象に、GoogleのAIモードとAIによる概要、ChatGPT、Perplexity、Copilotの回答で引用されたドメインを集計したものです。2026年9月版ではWikipediaが総合1位となり、前回3位から上昇しました。前回はランキング圏外だったgoogle.comが2位に入り、weblioとコトバンクも新たにTOP 10入りしています。辞書・百科事典系がTOP 10のうち3枠を占める一方、前回上位だったReddit、楽天市場、英語版Wikipediaは総合TOP 10から外れました。
YouTubeやRedditはどのAIで引用されている?
YouTubeはAIごとに順位の差が大きく、GoogleのAIによる概要では1位、AIモードでは2位を保っています。一方、前回1位だったPerplexityと、前回8位のChatGPTではTOP 10から外れ、Copilotでも上位には入りませんでした。調査データだけでは順位が動いた理由までは特定されていません。Redditも前回はChatGPTで首位でしたが、今回は5つすべてのAIでTOP 10圏外です。代わってYahoo!知恵袋やLemon8、食べログ、じゃらん、価格.comなど国内サービスが上位に入りました。
PR TIMESや自社サイトの引用状況は確認できる?
PR TIMESは総合7位で、前回の6位から大きくは動かず、5つのAIのうち4つでTOP 10に入りました。ChatGPTでは、TOP 10のうち7つが入れ替わったなかでも2位を維持しています。ただし、この結果だけで特定の業界における順位を判断することはできません。調査では幅広い質問を対象としており、業界を絞った集計では順位が変わるとされています。自社の発信を見直す場合は、総合順位だけでなく、対象業界やAIごとの引用状況も確認するのがポイントです。
調査結果を見るときの注意点は?
比較対象は2026年6月版で、今回の調査時点は2026年9月29〜30日です。ブランドレーダーでは2026年7〜8月に、AIへ投げかける質問が約1,400万件から約3,000万件に増えています。その影響で引用回数の絶対値は大きく増加しているため、今回の調査は回数の単純比較ではなく、順位の動きに注目する必要があります。利用ツールはAhrefsブランドレーダーとAIワークスペースLetaidoで、ブランドレーダーではAI検索の引用ドメインや引用ページ、自社と競合のAIシェアオブボイスなどを確認できます。
まとめ
・2026年9月版の総合1位はWikipedia。YouTubeは前回首位から5位へ ・YouTubeの順位はAIごとに異なり、GoogleのAIでは上位を維持 ・Redditは5つのAIすべてでTOP 10圏外となり、国内サービスが上位に登場 ・質問数の拡大があるため、引用回数の絶対値ではなく順位の変化を確認 ・自社の状況を調べるなら、総合だけでなくAI別・業界別の結果も見る
編集者コメント
今回の順位は、AI検索で参照される情報源が一律ではなく、利用するAIによって異なることを示しています。自社の発信先を考える際は、総合順位をそのまま目標にせず、顧客が使うAIや業界に合わせて引用状況を確かめるのが実務的です。
よくある質問
2026年9月版のAI検索引用ランキングで1位はどこ?
日本の総合ランキングではWikipediaが1位です。前回3位から上昇し、前回首位だったYouTubeは5位になりました。
YouTubeはすべてのAI検索で順位を下げた?
いいえ。GoogleのAIによる概要では1位、AIモードでは2位です。一方、PerplexityとChatGPTではTOP 10から外れ、Copilotでも上位には入りませんでした。
調査の引用回数は前回とそのまま比較できる?
引用回数の絶対値は単純比較できません。2026年7〜8月に対象プロンプトが約1,400万件から約3,000万件に拡大したため、調査では順位の動きに注目しています。