足首の捻挫は歩けても要注意、受傷直後に確認したいこと
足首をひねっても歩けると、軽いケガだと思って競技を続けてしまうことがあります。しかし、歩行できるかどうかや腫れの見た目だけでは、損傷の程度を判断できない場合も。つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックが、受傷直後の対応や医療機関への相談を考えたい症状を紹介しています。

歩ける状態でも、運動の続行は慎重に
スポーツ中の捻挫は、関節に強い力が加わり、靭帯などが傷つくケガです。状態によっては骨折を伴うこともあり、外から見た腫れが目立たない場合でも注意が必要とされています。痛みをこらえてプレーを続けると、損傷が悪化するおそれがあるため、まずは運動を中断して状態を確かめましょう。受傷直後に歩けたとしても、時間がたってから痛みや腫れが強まるケースがあるため、「歩けるから問題ない」と決めつけないことが大切です。
動かさずに状態を確認し、必要なら保護
足首をひねった直後は、患部を無理に動かさず安静にして、痛みや腫れの有無と程度を確認します。必要に応じて包帯やテーピングで患部を保護し、腫れがある場合は足を心臓より高い位置に保つ方法も紹介されています。痛みがあるまま競技に戻るのではなく、その場で状態を確かめてから次の対応を考えましょう。見た目だけで軽症と判断せず、受傷したときの状況や、その後の痛みの変化もあわせて把握することが重要です。
受診を考えたい症状と、繰り返す捻挫
痛みや腫れが強い、または時間の経過とともに増している場合は、医療機関への相談が検討されています。体重をかけにくい、患部の形が変わっている、足首に不安定さを感じるといった症状も、自己判断で様子を見続けないための目安です。数日たっても痛みが軽くならないときや、捻挫を何度も繰り返している場合も相談がすすめられています。歩行できるかだけでなく、痛みの経過や受傷時の状況を含めて確認することが、適切な対応につながります。
競技の特徴も踏まえた診療と復帰支援
同院では、スポーツ中の外傷や、繰り返しの動作による障害を診療しています。競技やポジションでケガの起きやすい部位や場面が異なるため、受傷時の状況や運動を続けられたか、経過時間、現在難しい動作などを聞き取るとのことです。超音波診断装置を使い、骨や関節だけでなく、靭帯、筋肉、神経、血管も含めて状態を評価し、診断や治療につなげています。その後は理学療法士による運動療法を行い、痛みを調整しながら競技復帰を目指す支援も実施。応急対応からリハビリまでを担う体制を案内しています。
編集者コメント
スポーツ中の捻挫は身近なケガでも、歩けることだけでは状態を見極められない点を覚えておきたいところです。無理に競技を続けず、痛みや腫れの変化を確認し、気になる症状があれば医療機関への相談を検討しましょう。
よくある質問
足首の捻挫で歩けるなら、軽症と考えてよいですか?
歩けることだけでは、損傷の程度を判断できない場合があります。腫れが目立たなくても組織が傷ついていることや、後から痛みが強まることがあるため、状態の確認が大切です。
捻挫の直後は何をすればよいですか?
患部を無理に動かさず、安静にして痛みや腫れを確認します。必要に応じて包帯などで保護し、腫れがある場合は足を心臓より高い位置に保つ方法が紹介されています。
どのような症状があれば医療機関への相談を考えるべきですか?
強い痛みや腫れ、体重をかけにくい状態、患部の変形、足首の不安定感などが目安として挙げられています。数日たっても痛みが改善しない場合や、捻挫を繰り返す場合も相談がすすめられています。