同性婚をめぐる家族の思いを描く『誰も悪くないのにね』が最優秀賞

2026-10-16 12:34:32 イベント

映像とブランドの可能性を探る「Visual EXPO by BRANDED SHORTS」で、各賞の受賞作品が発表されました。最優秀賞にあたる「Branded Shorts of the Year 2026」ナショナル部門には、同性婚をめぐる家族の葛藤を描いた『誰も悪くないのにね』が選ばれています。

同性婚をめぐる家族の思いを描く『誰も悪くないのにね』が最優秀賞

ナショナル部門は家族それぞれの思いを映す作品に

「Visual EXPO by BRANDED SHORTS」は、企業やブランドの映像表現を紹介してきたBRANDED SHORTSが発展する形で始まった催しです。ブランド戦略や人材育成、企業同士のつながりを後押しする場として、映像をビジネスに生かす取り組みを幅広く扱います。アワードでは、国内外から集まった654作品の中から25作品がノミネートされました。ナショナル部門の受賞作『誰も悪くないのにね』は、Marriage For All Japanが企業として名を連ね、監督を大森歩さん、制作を株式会社スプーンが担当しています。同性婚をめぐる問題を、誰か一人を悪者にする構図ではなく、当事者と家族の双方にある思いを見せる作品です。作品に寄せられた評価では、社会的なテーマを身近な人間関係から考えるきっかけを生む点などが挙げられました。

海外作品や観光映像、人材採用に関する賞も発表

インターナショナル部門では、checkyourbreasts.todayの『触ってみて(Feel)』が受賞しました。乳がんのセルフチェックを題材とし、日常の「触れる」感覚から自分の身体への気づきへとつなぐ表現が評価されています。セルフチェックを強く促すのではなく、自身をいたわることにも視点を広げた作品です。また、HR Best Short Awardには、株式会社ティアの映像作品『最期の、ありがとう。#32~34「鬼の目にも涙」』が選ばれました。永田崇人さんが出演し、宮武由衣さんが総監督を務めています。観光映像大賞の観光庁長官賞は、福島県のブランドムービー『ふくふくの地図』が受賞。パーソナルブランディングアワードでは、Kazu LanguagesさんとKELOさんが選出されました。

AI映像プロジェクトやライブと映画の特別上映も

セレモニーでは、日本直販とByteDanceによる共同プロジェクトも紹介されました。両社はグローバルパートナー契約を結び、日本直販が進めるAYETプロジェクトと、TikTokやAI動画生成技術「Seedance」などを組み合わせる構想を発表。映像生成の仕組みを軸に、クリエイターの発掘や育成、広告・コンテンツ制作の新たな形を目指すとしています。当日はAIを用いて制作した映像も披露されました。さらに、話題賞を受賞したSEKAI NO OWARIのドームツアー「THE CINEMA」から、ショートフィルム『YOKOHAMA blues』を特別上映。池田大さんは、映像をステージの背景にとどめず、ライブの演出と結びつける工夫について語りました。各賞では通常の賞品に加えて、LIFE LOG BOXがWeb3.0技術を用いて発行するデジタルトロフィーも贈られています。

編集者コメント

社会的なテーマから観光、採用、ライブ演出まで、映像が担う役割の幅広さが伝わる受賞発表です。とりわけ『誰も悪くないのにね』は、家族それぞれの視点を描くことで、同性婚をめぐる問題を考える入口を示した作品といえそうです。

よくある質問

ナショナル部門の受賞作品は何ですか?

Marriage For All Japanの『誰も悪くないのにね』です。同性婚をめぐる家族の葛藤を、当事者と家族それぞれの思いが見える形で描いています。

インターナショナル部門ではどの作品が選ばれましたか?

checkyourbreasts.todayの『触ってみて(Feel)』が受賞しました。乳がんのセルフチェックを題材にした作品です。