梅宮アンナさんが語る乳がん検診と外見の変化への向き合い方
一般社団法人クレアージュは、乳がん検診とアピアランスケアをテーマにしたトークイベントを開催しました。ゲストの梅宮アンナさんは自身の経験を振り返り、乳がんの見つけにくさや、治療で外見が変わることへの思いを語りました。

自覚しにくい変化から診断へ
イベントは2026年9月29日、クレアージュ東京 レディースドッククリニックが開いたものです。梅宮アンナさんに加え、同クリニックの総院長・浜中聡子先生と、乳腺外科医の田村宜子先生が登壇しました。梅宮さんは、乳がんについて自らの体験を伝えることで、つらさを抱えながらも声に出せない人の助けになりたいと説明。経験を共有する活動を続ける理由を明かしました。自身の診断時には、胸に触れても病変を見つけにくく、胸の大きさが急に変わったことが異変のサインだったといいます。体調の変化を更年期によるものかと考えたものの、医療機関を受診したそうです。診断されたのは浸潤性小葉がんで、病期はステージ3A。しこりがわかりやすいとは限らないという経験から、普段との違いに気づくことの大切さを伝えました。
検査や治療は一人ひとりに合わせて
田村先生は、乳がんの基礎知識や検査について解説しました。日本人女性で罹患数が最も多い悪性腫瘍であり、発症は年間およそ9万人とされること、30代後半から増え、40代で発症率が高くなることを紹介。乳がんには病期やサブタイプがあり、早期に見つかった場合でも抗がん剤治療を行うケースがあるなど、治療は患者ごとの状況で異なると説明しました。生存率を踏まえて知識を得ることに加え、自分が大切にしたいことに沿って治療を選ぶ重要性にも触れています。また、抗がん剤による脱毛への対応策として、頭皮を冷却しながら治療する方法も取り上げられました。
外見の変化を支えるアピアランスケア
浜中先生は、治療に伴う見た目の変化による苦痛を和らげる支援として、アピアランスケアを紹介しました。手術後の傷痕や身体の変化、放射線療法や薬物療法による毛髪・肌・爪への影響など、治療によって現れる変化はさまざまです。脱毛についても、放射線治療では照射部位に限られる一方、化学療法では全身に及ぶことがあるなど、原因によって違いがあります。かつらやスカーフで覆う方法だけでなく、自分の髪を取り戻すことを目指す治療も知られるようになり、外用薬や内服薬、局所注射などから負担を考慮して選ぶと説明されました。梅宮さんは、髪を失った自分の姿が強く記憶に残っていると振り返り、がんの診断そのものとは別に、脱毛が大きな衝撃だったことを語りました。仕事や外出を続けたい気持ち、後に続く人へ情報を残したいという思いが、治療中の支えになったそうです。
編集者コメント
乳がんは自分で見つけにくい場合もあるという梅宮さんの経験は、検診や日々の変化への意識を考えるきっかけになります。治療だけでなく、外見の変化を支えるケアについても知る機会となるイベントでした。
よくある質問
イベントではどのようなテーマが扱われましたか?
乳がん検診の基礎知識と、がん治療に伴う外見の変化を支えるアピアランスケアが取り上げられました。梅宮アンナさんが自身の経験も語りました。
梅宮アンナさんは乳がんにどう気づきましたか?
本人によると、しこりを自分で見つけたのではなく、胸の大きさが急に変わったことが異変でした。検査の結果、浸潤性小葉がんと診断されたと話しています。