消防設備の工事・点検をつなぐ「FIRE LINK」が事前登録を開始
株式会社Walkersなど3者が開発を進める、消防設備の工事・点検マッチングサービス「FIRE LINK」が、2026年9月30日から無料の事前登録を受け付けます。発注者と専門業者をつなぎ、複数の見積や作業提案を比べられるサービスで、マッチング機能は同年11月末に全国向け公開予定です。

依頼先探しと業者の案件探しをつなぐ
FIRE LINKは、消防設備の工事や点検を依頼したい建物オーナー、管理会社、不動産会社などと、依頼に対応する業者を結びつけるサービスです。消防署から指摘を受けた設備の改修や定期点検、消火器・誘導灯の交換などを相談できます。発注者は依頼内容、地域、希望時期を伝え、業者は対応できる地域や得意分野に合う案件を探す仕組みを目指しています。消防点検会社や工事会社は、依頼する側・請ける側のいずれでも利用できます。事前登録では、公式サイトの該当ページから氏名やメールアドレス、都道府県などを入力します。パスワード設定は不要で、登録した時点で見積依頼や工事発注、有料契約が発生することもありません。
見積は最大5社まで。契約と支払いは直接やりとり
発注者のサービス利用料は無料で、工事や点検の費用は別途かかります。見積は3社から5社を上限として受け付け、金額だけでなく作業内容の提案も確認して依頼先を選べます。ただし、上限数まで必ず見積が集まるわけではありません。発注者が選んだ業者が受注を承諾するとマッチングが成立し、その後の契約と代金の支払いは当事者同士で行います。サービス運営側が工事代金を預かる方式ではなく、成約時の手数料も設けないとしています。一方、業者向けには別途、有料プランを用意する予定です。
資格を類別ごとに確認、11月末に機能公開予定
業者の消防設備士免状は、運営に加わる株式会社菅原防災が類別ごとに確認します。確認できた資格の種類に限って「資格確認済み」と表示し、甲種・乙種それぞれの資格に応じて応札できる範囲を制御する仕組みです。免状の類別と有効性を確認するものであり、作業品質を保証するものではない点には留意が必要です。共同事業には、サービス運営や資格確認を担う菅原防災、確認証の発行と普及活動を担う一般社団法人 火災予防推進委員会、システムの開発・提供と保守を担当するWalkersが参加します。2026年11月末には、会員登録から案件投稿、見積の比較・選定、業者の受注承諾までの機能を全国向けに公開する予定です。
編集者コメント
依頼者が複数の見積と作業提案を比べ、業者は対応地域や得意分野に合う案件を探せる点が、本サービスの特徴です。事前登録の声を取り入れながら公開に向けて改善するとしており、実際にどのような案件と業者が集まるかが注目されます。
よくある質問
FIRE LINKの事前登録に費用はかかりますか?
事前登録は無料です。登録しただけで有料プランの契約や見積依頼、工事発注が生じることはありません。
見積や契約はどのように進みますか?
発注者は3社から5社を上限に見積を受け付け、金額と作業内容を見て依頼先を選びます。業者が受注を承諾した後、契約と支払いは発注者・業者間で直接行います。