Aitaneがシャノンと資本業務提携、営業AIの開発を加速
株式会社Aitaneは、プレシリーズAラウンドでシャノン合同会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、2026年9月30日付で資本業務提携を結びました。シャノンのBaaSを製品や受託開発に取り入れ、開発の効率化とスピード向上を目指します。

商談の前後に生じる事務作業をAIで支援
Aitaneが開発する営業AIエージェント「Aitane」は、顧客との対話以外に発生する業務を支援するサービスです。営業担当者は、商談に備えた情報集めや名刺情報の登録、会話内容の記録、案件の管理、連絡などにも対応する必要があります。こうした作業に時間を取られれば、提案を練ったり顧客との関係を深めたりする時間が限られます。 同社代表の會田純一朗氏も、SFA・CRMを導入した際、入力作業の負担から現場が疲弊し、情報が十分に蓄積されず、システムが活用されにくくなる問題を経験したといいます。営業担当者が顧客に向き合う時間を確保できる環境づくりを目指し、商談の前後にある事務をAIで補助するサービスを開発しています。
名刺の登録から商談準備、案件情報の更新まで
主な機能のひとつは、名刺から読み取った顧客情報のCRM登録と、その後のフォローに関する支援です。メールの作成や日程調整もサポートし、商談後の連絡を進めやすくします。また、相手企業の情報やこれまでの接点を整理して分析することで、商談前の準備を支援します。 案件の管理では、メールや商談内容をもとに、案件情報や進捗を更新する作業を補助します。さらにAitaneは、対面で商談している最中にも必要な情報を確認できる体験を目指し、ウェアラブルデバイスを利用した機能の開発と検証にも取り組んでいます。名刺情報の登録から事前準備、進捗管理、フォローまで、営業活動の複数の場面を支える構成です。
シャノンのBaaSを活用し開発基盤を強化
シャノン合同会社は、AIアバターやパスキー認証、Webhook送信、会員基盤などのBaaSを開発・運営しています。今回の提携では、シャノンのBaaSをAitaneの製品と受託開発の基盤として活用し、開発を効率化するとともに、提供までのスピードを高める方針です。Aitaneは営業現場の課題を出発点とする製品開発に加え、AIを用いた受託開発も手がけています。 シャノンの代表社員、三浦昌大氏は、商談準備から記録、フォローまでを一つのAIエージェントでつなぐ点や、営業現場で使われる製品としての完成度に期待を示しました。同社は認証やデータ連携などの基盤面からAitaneを支える考えです。會田氏も、シャノンの技術・知見とAitaneが持つ営業現場への理解を組み合わせ、製品と事業の発展につなげたいとしています。
編集者コメント
営業現場の入力や記録にかかる負担を減らすことを目指すAitaneにとって、認証やデータ連携を支えるBaaSとの連携は、開発基盤を強化する取り組みです。ウェアラブルデバイスを使った機能も開発・検証中とのことで、今後どのような形で商談中の情報確認を支援するのかにも注目したいところです。
よくある質問
Aitaneはどのようなサービスですか?
商談前後の営業事務をAIで支援するサービスです。名刺情報の登録、商談準備、案件情報の更新やフォローを支援します。
今回の提携でシャノンのBaaSはどう活用されますか?
Aitaneの製品と受託開発の基盤として利用し、開発の効率化とスピード向上を図る方針です。認証やデータ連携などを支えるとしています。