BlueWXが追加調達、AI乱気流予測の海外展開を強化
気象予測技術を手がけるBlueWX株式会社は、株式会社フィデアキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施しました。調達資金を活用し、AI乱気流予測の海外展開や風力発電向けの予測技術開発を進める方針です。

フィデアキャピタルが新たな支援者に
BlueWXは、実測データと深層学習を組み合わせ、航空や風力発電などを対象にした細かな風の予測サービスを展開しています。今回の増資では、フィデア企業成長支援ファンドを運営するフィデアキャピタルが引受先となりました。調達額は公表されていません。これまで同社を支援してきた東京大学協創プラットフォーム開発、ANA未来創造ファンド、慶應イノベーション・イニシアティブに加え、新たな投資家から資金面と事業面の後押しを得ることになります。フィデアキャピタルは資金提供だけでなく、地域でのつながりや事業機会づくりを通じても支援する考えを示しています。
航空・電力分野で積み上げた実績
同社によると、国内の大手航空会社との連携を通じ、乱気流を予測するAI技術を確立して導入しました。また、地上付近の風を対象とした予測では、国内の電力会社などと実証を重ねています。従来の予測モデルと比べて誤差を半分にした実績もあるとのことです。風の状況をより正確につかむ技術は、航空の安全性に役立つほか、風力発電の運用にも活用が期待されます。フィデアキャピタルは、東北地域の産業と同社の技術を結び付ける可能性にも触れており、地域のエネルギー関連事業との連携を視野に入れています。
海外展開と風力向けの開発を推進
今回得た資金は、AI乱気流予測を海外で展開するためのモデル改善や、予測データを届ける仕組みの開発、販売体制の整備に充てる予定です。加えて、国内外の風力発電事業者と、風況予測モデルおよび配信システムの開発に向けた実証も進めます。BlueWXは、国内で得た技術や市場知識を生かし、海外の航空会社や世界各地の風力発電事業者への提供を本格化させる方針です。将来は、気象の影響を受けるさまざまな産業を支える、国際的な気象データ基盤を目指すとしています。
編集者コメント
航空の安全から風力発電まで、風の予測技術を複数の産業に広げようとする動きが見えてきます。今回の資金調達が、海外向けの開発と地域事業者との連携にどうつながるか注目です。
よくある質問
BlueWXは今回、どのような資金調達を行いましたか?
株式会社フィデアキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施しました。調達額は発表されていません。
調達資金は何に使われますか?
AI乱気流予測の海外展開に向けたモデル改良や、データ配信システムと販売体制の整備に充てる予定です。風力発電事業者との予測モデルなどの開発実証も進めます。