MattermostとPexipが国内協業、機密性を重視した連携環境へ
Mattermost Japan株式会社は、ノルウェーのビデオコミュニケーション企業Pexip ASと、日本での協業を本格化すると発表しました。両社のサービスを組み合わせ、機密情報の管理を重視する組織に向けたメッセージングとビデオ会議の環境を提供します。

メッセージングと映像会議を組み合わせる
今回の取り組みでは、Mattermostの「Mattermost Sovereign Mission Environment(SME)」と、Pexipのビデオプラットフォームを連携させます。Mattermostはメッセージングや共同作業を支える基盤で、Pexipは会議プラットフォームや機器をまたいだビデオコミュニケーションを提供します。両社はこれらを組み合わせることで、チャットから会議までを一連の業務の中で扱える環境を目指します。機密情報の保護やデータを自組織で管理することが重視される、防衛、官公庁、金融、製造業などの組織を主な対象として挙げています。
自社環境での運用と既存設備との接続
両社のソリューションは、オンプレミスまたはプライベートクラウドで稼働させることが可能です。通信データやログを自社の管理下に置ける点が、連携の利点として示されています。また、Mattermostのチャット画面から操作してPexipのビデオ会議を始められるため、メッセージのやり取りから映像での打ち合わせへ移りやすくなります。Pexipのゲートウェイ機能を使えば、H.323やSIPに対応する会議室システム、Microsoft Teamsなどとの接続にも対応し、組織がすでに利用しているIT環境を活用しながら連携を進められます。
国内パートナーを通じ導入も支援
両社は今後、日本国内の販売代理店などのパートナーネットワークを通じて、共同のマーケティングに加え、技術検証や導入の支援を行う方針です。防衛や官公庁を含む、重要な業務を担う分野で顧客への共同支援を進めるとしています。協業の背景には、企業や行政機関でデジタル化が進む一方、機密情報を守り、データの管理権限を保つことが課題となっている状況があります。メッセージングとビデオ会議をつなぎ、運用方法にも柔軟性を持たせることで、国内組織のデジタル主権強化への貢献を目指します。
編集者コメント
チャットからビデオ会議を始められる連携に加え、オンプレミスやプライベートクラウドでの運用を選べる点が特徴です。既存の会議室システムやMicrosoft Teamsとの接続も示されており、セキュリティ要件と既存設備の双方を考慮した協業といえそうです。
よくある質問
MattermostとPexipの協業では何が連携しますか?
MattermostのSMEとPexipのビデオプラットフォームを統合します。Mattermostのチャット画面からPexipのビデオ会議を開始できる環境を提供する方針です。
既存の会議システムとも接続できますか?
Pexipのゲートウェイ機能を用い、H.323やSIP対応の会議室システム、Microsoft Teamsなどとの連携を想定しています。