UMKカントリークラブ、「ありがとう」を採用と育成に活用
koko tip株式会社は、宮崎市のUMKカントリークラブと、接客への感謝を採用や人材育成に生かす共同事業を始めました。顧客から寄せられた声を評価データとして活用し、キャディの仕事を将来のキャリアにつながる職業として発信していく取り組みです。

感謝の声を採用の安心材料に
この事業の土台となるのは、来場者からキャディに届いた感謝の声です。UMKカントリークラブでは、これらをkoko tip上に蓄積し、これまでも評価の仕組みやサービス向上に役立ててきました。今回の取り組みでは、現場で集めた情報を採用広報にも生かし、仕事への評価がどのように処遇へ結び付くのかを、求職者に伝えることを目指します。 地方のゴルフ場では、若年層のゴルフ離れや働き手の減少などを背景に、キャディの採用が難しくなっています。同クラブでも求人媒体への掲載や地域メディアとの協力を行ってきましたが、応募が伸びない状況が経営上の課題でした。評価の見えにくさや待遇への心配を抱きやすい未経験者に向けて、実績に基づく情報を示すことで、応募を検討しやすい環境づくりにつなげます。
現場経験を次のキャリアにつなぐ
採用後の育成では、キャディとして働きながら営業やマーケティングなどの基礎を学べる研修を用意する計画です。また、接客の実績や顧客満足度を客観的に示す独自資格の創設も準備しています。日々の仕事で得た経験を、職務経歴書にも記載できる実績へと結び付け、現場で働く人の将来の選択肢を広げることを目指します。 koko tipは、接客の仕事に従事する人が、成果や価値を周囲に示しにくいという課題にも着目しています。顧客からの評価を記録し、採用だけでなく育成やキャリア形成にも役立てることで、仕事の頑張りを可視化する考えです。キャディを一時的な経験としてのみ扱うのではなく、その先の成長にもつながる仕事として捉え直す点が、今回の事業の特徴となっています。
仕事の魅力をコンテンツで発信
キャディの職業イメージを見直すため、求人情報や各種コンテンツを通じた発信にも取り組みます。プレスリリースでは、午後3時ごろに仕事を終えられることや、自然に囲まれた環境で働けること、経営層や著名人との会話を通じてコミュニケーション力を磨けることなどを、現場の魅力として挙げています。経験者へのインタビュー記事に加え、SNSや音声コンテンツも活用する方針です。 koko tipは、UMKカントリークラブでの取り組みを最初の事例としてモデル化し、全国のゴルフ場や宿泊・飲食などの接客産業への展開を目指しています。同社は複数の地方自治体とも連携を進め、人口減少や若年層の流出といった地域課題にも取り組んでいるとのこと。採用をゴールとせず、育成や組織づくり、ゴルフ場のブランド形成までを支える構想です。
編集者コメント
感謝の声を記録するだけでなく、採用や育成、キャリア形成にまで結び付けようとする点が印象的です。UMKカントリークラブでの取り組みが、接客業の仕事の価値を伝えるモデルとしてどう広がるのか注目されます。
よくある質問
共同事業では何に取り組みますか?
顧客からキャディに寄せられた感謝の声を評価データとして活用します。採用広報や研修、キャリア形成支援、職業の魅力を伝えるコンテンツ発信も進める計画です。
キャディ向けの研修や資格はありますか?
現場で働きながら営業やマーケティングなどの基礎を学べる研修を提供する予定です。接客実績や顧客満足度を示す独自資格についても、創設に向けて準備しています。