短編映画『悲しい音に触れる』、TOKYO青春映画祭2026で上映へ

2026-10-12 05:25:58(最終更新:2026-10-11) エンタメ

鈴木冴監督の短編映画『悲しい音に触れる』が、「TOKYO青春映画祭2026」の青春コンペティション部門(短編)にノミネートされ、会場で上映されます。失恋を引きずる少女と、そばにいながら胸の内を明かさない少年の、夏の一日を描く作品です。

短編映画『悲しい音に触れる』、TOKYO青春映画祭2026で上映へ

失恋を抱える莉里と、隣にいる牧

物語の中心となるのは、高校生の莉里。親友の沙織から長田先輩と交際すると聞かされ、心に傷を負った彼女は、夏の部活動にも出られずにいます。そこへ友人の牧が訪れ、半ば強引に夏祭りへ連れ出します。道中、莉里は長田先輩のギターや歌声に胸を揺さぶられること、相手をよくない人だと思っても気持ちを切り替えられないことを語ります。牧が恋をした経験について「ある」と答えても、莉里はその想いが自分に向けられているとは気づきません。失った恋にとらわれる少女と、思いを口にしない少年の距離が、夏の時間の中で描かれます。

沈黙や音で映す、思春期の揺れ

本作は13分の短編で、2025年の日本映画です。監督・脚本・編集を担う鈴木冴は、登場人物の感情を説明する台詞だけに頼らず、視線や沈黙、音、二人の間隔を通じて表現します。莉里を演じるのは蒼戸虹子。強気な様子と傷つきやすさをあわせ持ち、自分自身の苦しさに意識を奪われて、近くにいる人の気持ちを見過ごしてしまう姿が描かれます。出演者には星野翼、高橋真彩も名を連ね、音楽と主題歌はKanadéが担当しています。鈴木監督は東京藝術大学大学院映像研究科を修了し、修了制作『神様のいるところ』は釜山国際映画祭ニューカレント部門に正式出品された経歴があります。

映画祭上映と主題歌MVの予定

上映は「TOKYO青春映画祭2026」の青春コンペティション部門(短編)で実施されます。日程は2026年10月4日(日)、Dブロックで、開場は10時15分、開演は10時30分。会場は原宿ベルエポックホールです。また、主題歌を歌う中学生シンガーソングライターのKanadéによるミュージックビデオも、10月に本人のSNSから公開予定とされています。映画の場面をつないだ映像で、主題歌をフルで聴ける内容になるとのこと。作品を観る機会に加え、映画の映像と歌をあわせて楽しめる展開にも注目です。

編集者コメント

失恋した莉里の気持ちだけでなく、彼女のそばにいる牧の想いも重なることで、二人の間にあるすれ違いが物語の軸になっています。上映後は、Kanadéによる主題歌MVも映画の余韻を広げてくれそうです。

よくある質問

『悲しい音に触れる』はいつ上映されますか?

2026年10月4日(日)に、「TOKYO青春映画祭2026」の青春コンペティション部門(短編)で上映されます。Dブロックで、開場は10時15分、開演は10時30分です。

作品の主題歌MVは公開されますか?

主題歌を担当するKanadéのSNSから、10月に公開予定です。映画の場面をつなぎ、主題歌をフルで聴ける映像とされています。