スポーツ科学とICTを融合、NTTドコモビジネスが共同研究へ
NTTドコモビジネスと東京科学大学GENTEN Research Centerが、研究協力に向けた基本合意書を交わしました。スポーツ科学などの知見とICTを掛け合わせ、身体能力の向上から健康、鑑賞体験、街づくりまで幅広いテーマで共同研究と社会実装を目指します。

研究知見とICTを組み合わせ、社会課題に挑む
今回の合意は、「人間の可能性をひらく」という共通のテーマのもとで結ばれました。東京科学大学GENTEN Research Centerは、生命や人間、環境に関する研究を進めており、スポーツ科学に加えて睡眠、回復、老化、低酸素環境、再生医療などの知見を持っています。トップアスリートを支援するなかで得た成果を、一般の人々の暮らしにも生かす研究を行っている点も特徴です。 一方、NTTドコモビジネスはAIやIoT、IOWNなどの技術とデータ基盤を活用し、ヘルスケアや教育、スポーツ分野での社会実装に取り組んできました。両者はそれぞれの強みを持ち寄り、スポーツだけでなく健康や教育、街づくりにも領域を広げる構想です。少子高齢化や生活環境の変化を背景に、個々の状況に合わせて能力を発揮し、豊かに暮らせる社会づくりを目指します。
運動の個別最適化から観戦体験の刷新まで
取り組みの一つは、運動解析などの研究成果とAI、センシング、データ分析を活用したトレーニングです。個人に合わせた内容の高度化を図るとともに、トップ選手向けにとどまらず、幅広い人が研究成果やトレーニング理論を利用できる環境を目標に掲げています。 また、睡眠や回復、老化、低酸素に関する研究データをAIで分析し、日常のパフォーマンス向上や健康寿命への貢献を目指す計画もあります。運動解析とセンシングを組み合わせ、スポーツ観戦や芸術鑑賞の楽しみ方に新たな価値を加える案も盛り込まれました。研究データを競技の現場だけに留めず、日常生活や文化体験へつなげることが、連携の大きな方向性となっています。
宇宙分野との連携や街づくりにも視野
合意内容には、スポーツ科学を宇宙分野に応用する構想も含まれています。産学官の連携による共創プログラムや、新しい事業の創出を進める方針です。さらに、スポーツ科学や宇宙でのトレーニングに関する研究とICTを活用し、ライフパフォーマンスの向上を軸にした街づくりも目指します。 今後は実証実験と共同研究を段階的に進め、その成果をもとにサービスやソリューションの創出に取り組む予定です。現時点で具体的なサービスの内容や提供時期は示されていません。研究の成果を個人に合った形で生かし、人の可能性を引き出せる社会につなげることが将来的な目標です。


編集者コメント
スポーツのトレーニングに限らず、健康や鑑賞体験、宇宙、街づくりまで研究テーマが広がっている点に注目です。今後の実証や共同研究を通じ、どのような形で研究成果が暮らしに届くのか注目されます。
よくある質問
今回の基本合意で何を目指していますか?
GENTEN Research Centerの研究知見とNTTドコモビジネスのICT技術を組み合わせ、共同研究と研究成果の社会実装を進めます。健康や教育、街づくりなどへの展開も視野に入れています。
どのような分野が研究テーマに含まれますか?
身体能力の向上や健康・ライフパフォーマンス、スポーツ観戦や芸術鑑賞の体験価値向上が挙げられています。スポーツ科学の宇宙分野への応用や、街づくりも構想に含まれます。
具体的なサービスはいつ提供されますか?
発表では、実証実験や共同研究を段階的に進める方針が示されています。サービスやソリューションの具体的な内容、提供時期は明らかにされていません。