米国の端末下取り還元が14.3億ドルに、iPhone利用は4年超
Assurantが公表した米国の2026年第2四半期の端末下取り市場では、消費者への還元額が14.3億ドルとなり、前年同期から7%増加しました。回収されたiPhoneの平均使用年数が初めて4年を上回るなど、長く使った端末を次の買い替えにつなげる動きが見られます。

還元額は14.3億ドル、iPhoneは4年超使ってから下取りへ
発表された業界レポートによれば、米国では端末の下取りを通じて、対象期間中に総額14.3億ドルが消費者へ還元されました。前年同期との比較では7%の増加です。買い替えまでの期間が長くなるなか、下取りが新端末を購入する際の負担を抑える手段として存在感を増していることがうかがえます。 今回、回収されたiPhoneの平均使用年数は、調査で初めて4年を超えました。これは下取り・アップグレードの仕組みを介して戻ってきた端末についての数値です。端末を長く使い、買い替え時には残された価値を活用するという消費者の姿勢が、市場動向に表れています。
回収上位はiPhone 13とGalaxy S23 Ultra
機種別では、下取りに出されたiPhoneの最多モデルが「iPhone 13」、Android端末では「Galaxy S23 Ultra」でした。スマートフォンの新製品価格が上がる傾向にあるとされるなか、こうした回収端末は、次の購入を後押しする価値の一部を担っています。 ウェアラブル端末も比較的高い下取り価格を保っており、「Apple Watch Ultra 3」の平均額は341ドルと報告されました。スマートフォンに限らず、手持ちの機器を買い替え費用に生かせることは、消費者にとって選択肢の幅を広げる要素です。長期利用と下取りを組み合わせる市場の動きが、今回の発表から読み取れます。
整備済み端末の需要が再流通を後押し
Counterpoint Researchのアナリストは、状態の良い整備済みスマートフォンへの需要が、下取り価格と二次流通市場を支えているとの見方を示しました。回収された端末は、買い替え時の負担軽減につながるだけでなく、中古・整備済み製品を求める人へ届ける供給源にもなります。メーカーや利用者に加え、環境面への貢献も期待されるとしています。 Assurantは、修理や回収、物流、端末の検査・処理、再販売までを含むサービスを提供しています。また、AIを用いた需要分析を通じ、回収品を需要の見込まれる市場や販売経路に振り分ける取り組みも説明しました。端末を長く活用し、再流通につなげる仕組みは、消費者の出費を抑えることと、事業者の収益機会をつくることの双方を支えるとしています。


編集者コメント
iPhoneの平均使用年数が初めて4年を超えた点は、買い替えのタイミングだけでなく、端末を使い切った後の価値にも注目が集まっていることを示す結果です。下取りと整備済み端末の流通が、購入負担の軽減と端末の再利用をどう支えていくか、今後の動向も気になります。
よくある質問
米国の端末下取りによる消費者への還元額はいくらですか?
2026年第2四半期の還元額は総額14.3億ドルです。前年同期と比べて7%増加しました。
下取りで回収されたiPhoneの平均使用年数はどれくらいですか?
今回初めて4年を超えました。対象となるのは下取り・アップグレードのプログラムを通じて回収された端末です。
米国で最も多く下取りされたスマートフォンは何ですか?
iPhoneでは「iPhone 13」、Androidでは「Galaxy S23 Ultra」が最多でした。