恋愛相談AI「しゅりbot」は正解を押しつけず選択肢を示す
恋愛の悩みをAIに相談したものの、一般論のアドバイスにかえって迷いが深まる。そんな課題に向け、株式会社アモネスフィアは恋愛・パートナーシップに特化したAI「しゅりbot」を展開しています。答えを決めるのではなく、相談者自身が考えるための選択肢を示すのが特徴です。

恋愛の悩みに一般論だけでは答えにくい理由
仕事や日常の課題を整理するうえで便利なAIも、恋愛の相談では、返答が相談者を追い込む場合があると同社は説明します。たとえば「すぐに距離を置くべき」といった明快な助言は、一見すると筋が通っていても、相手を好きな気持ちや関係を続けたい思いまで受け止められるとは限りません。離れたほうがよいと理解していても愛情が残る、普段とは違うほど嫉妬してしまうなど、恋愛には白黒をつけにくい感情が伴います。正論をそのまま実行できないと、自分を責めたり、かえって考えが止まったりする可能性があるというのが、同社の問題提起です。
答えを渡すのでなく、考えられる道を増やす
同社が重視するのは、相談者に「こうするべき」と結論を与えることよりも、本人が見落としているかもしれない可能性に目を向けてもらうことです。たとえば相手への怒りについて悩んでいるなら、気持ちを伝える道だけでなく、いったん距離を取る、関係を終える、今回は何も言わないといった考え方もあります。複数の選択肢を並べることで、相談者が何を望み、相手とどう向き合いたいのかを考えるきっかけになるとしています。AIが判断を代行するのではなく、視野を広げたうえで選択の主導権を本人に戻すという考え方です。
「しゅりbot」が目指す対話と今後の構想
株式会社アモネスフィアの「しゅりbot」は、恋愛・パートナーシップに関する理論をベースにしたAIです。相談者を特定の型にはめたり、どちらかを被害者・加害者と結論づけたりせず、さまざまな恋愛相談のデータを背景に、別の見方を提案するとしています。サービスの狙いは、AIが人に代わって恋愛の行方を決めることではなく、本人が自分の意志で関係を考えられるよう支えることです。同社は、ここで培った対話の仕組みを、婚活やパートナーシップに関連するサービスにも活用する構想を示しています。出会いを後押しするツールがある一方で、返信がない、相手の気持ちが読めない、伝え方に迷うといった悩みは残るとして、関係を自分で選び深めるための支援を目指します。
編集者コメント
恋愛の悩みに対して、ひとつの結論を急がず選択肢を提示するという方針が、「しゅりbot」の特徴として伝わります。AIに決断を委ねるのではなく、自分の気持ちを整理する手がかりとして使う設計が、今後どのようなサービスに広がるのか注目です。
よくある質問
「しゅりbot」はどのようなAIですか?
株式会社アモネスフィアが提供する、恋愛・パートナーシップに特化したAIです。相談者に結論を押しつけるのではなく、異なる見方や選択肢を提示する方針です。
「しゅりbot」は恋愛の悩みに答えを決めてくれますか?
同社の説明では、AIが相談者に代わって人生の方向を決めるのではなく、可能性を示したうえで選択の主導権を本人に返します。
「しゅりbot」の対話ロジックは今後どう活用されますか?
同社は、婚活やパートナーシップに関わるサービスへ仕組みを応用する構想を掲げています。具体的なサービス内容は、発表文では示されていません。