MUFGの「エムットそうぞく」2026年度下期に提供へ

MUFGなど3社は、相続に向けた準備や資産承継をデジタルで支える「エムットそうぞく」を、2026年度下期に提供する予定です。家族での情報共有から金融商品による備えまで、ひとつのプラットフォームで支援します。

MUFGの「エムットそうぞく」2026年度下期に提供へ

家族の対話と準備をデジタルで後押し

「エムットそうぞく」は、三菱UFJ銀行がプラットフォームを開発・提供し、三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行がサービスや商品を用意する取り組みです。生前に情報を整理して家族と話し合う段階から、将来の財産管理、相続後の資産受け取りまでを一続きで支えることを目指しています。相続対策は相談や手続きが難しく、家族で話題にしづらいことも課題とされています。そこで、デジタルやリモートを活用し、早い時期から無理なく備えを始められるようにします。この取り組みは、ライフステージに応じた金融サービス「エムット」の「つなぐ」領域を担います。

情報をまとめ、受取人や分け方も指定

「家族共有ノート」では、医療・介護や葬儀などの希望、財産や契約に関する情報を整理できます。相続や判断能力の低下にまつわるコラムを手がかりに、家族で話したい内容や対応方針を検討し、話し合いの記録を残すことも可能です。「もしもの口座バトン」は、三菱UFJ銀行に預けている資産について、受け取る家族と割合を生前に指定するサービスです。資産額を家族に明かさずに準備でき、契約は来店せずオンラインで完了します。口座に付帯し、手数料は無料です。相続が起きた後は対象資産について遺産分割協議を経ずに受け取り手続きへ進めるため、医療費など当面必要な資金への備えとして想定されています。

財産管理から相続後の承継まで備える商品も

信託商品「もしものたくす合鍵」は、本人が財産を管理しにくくなったときの支出と、相続発生後の資産承継を一つの契約で備えるものです。本人が指定した代理人は、生活費や医療費に充てる信託金の払い出しをアプリから請求でき、家族は口座の資金の動きを確認できます。相続後に残った信託金は、あらかじめ指定した受取人が遺産分割協議を経ずに受け取れます。契約時の手数料は無料で、80歳までは月額管理手数料もかかりません。80歳以降の月額利用料は1,628円(税込)です。販売は三菱UFJ銀行が三菱UFJ信託銀行の信託代理店として行う予定です。

正式な開始日や利用方法は今後案内

今後は、AIコンシェルジュによる備えの案内や家族の話し合いの支援、相続後の手続き・期日・ToDoの管理などの機能拡充が検討されています。他の金融機関を含めた、非対面での相続手続き代行も検討項目に挙がっています。サービスの正式な開始日や利用方法、各商品・サービスの詳しい内容は、決まり次第告知される予定です。なお、発表時点での計画であり、内容が変わる場合があります。また、利用には所定の条件や手続きが必要です。

編集者コメント

相続の話し合いを始めるためのノートから、受け取り先の指定や信託まで、異なる段階の備えをまとめて扱う点が特徴です。開始時期や各機能の詳細は今後の案内を待ちたいところです。

よくある質問

「エムットそうぞく」はいつ始まりますか?

2026年度下期にサービス提供を開始する予定です。正式な開始日は、決まり次第案内されます。

「家族共有ノート」では何ができますか?

医療・介護などの希望や財産・契約の情報を整理し、家族で話し合った内容を記録できます。相続や判断能力の低下に関するコラムも用意されます。

「もしもの口座バトン」の手数料はいくらですか?

三菱UFJ銀行の口座に付帯するサービスで、手数料は無料です。利用には所定の条件や手続きがあります。